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Windows Mobile用アプリケーション開発に手を出す (2008-04-30)

Windows Mobile端末に機種変更

メインで使用している電話機をAdvanced/W-ZERO3[es]に機種変更してから、約半年が経過しました。以前にも、初代W-ZERO3を入手したことはあったのですが、あくまで「玩具」として遊んでいただけなので、日常生活で本格的にW-ZERO3シリーズを使うのは初めてでした。

Advanced/W-ZERO3[es]を半年間使ってみて、Windows MobileやW-ZERO3シリーズに対する使い勝手についていろいろ思うところはあるわけですが、まあ今さら月並みな感想を述べても仕方ないところです。いろいろいじれば使いやすくもなるのでしょうが、個人的にはもう、環境整備とかカスタマイズといったことにコストをかける気力がありません。そういうわけで、日常使う上で必要なソフトだけをインストールして、日々淡々と使用しています。

問題データを自作できる「えいご漬けDS」が欲しくなった

そういうわけで、Windows Mobile用アプリケーション開発についても特にやる気はなかったのですが、ここ最近になって、作りたいアプリケーションの題材が浮かんできました。それは「ディクテーションをメインとした英語学習ソフト」です。もっと具体的に言うと、ニンテンドーDS用の「えいご漬け」「もっとえいご漬け」のようなソフトが欲しいわけです。

(ちなみに、ディクテーション(dictation)とは「口述・書き取り」といった意味で、語学学習においては、音声を聞いてその文章の書き取りを行うといったトレーニングです)

DSの「えいご漬け」シリーズはどちらも発売当初から購入しており、基本的には毎日やっていました。正直あまり面白いものでもないのでさぼっていた時期もありましたが、会社で定期的に行っているTOEIC IPテストの点数が急激に上がったということもあり、毎日続けるように心がけるようにしました。ここ1年ほどは会社の昼休みの時間にやることを習慣づけて、毎日欠かさずやるようにしていました。

しかしさすがに毎日毎日やっていると、問題の文章をほとんど覚えてしまい、音声をろくに聞かなくても対応する文章を書けてしまうようになってしまいました。さすがにこうなってくると、学習効果が薄くなってしまっているように思えてなりません。というわけで、「自分で問題データを作成できるディクテーションソフトはないものか」と考えるように至ったわけです。

Windows Mobile機は「えいご漬けDS」風のソフトを作るのにうってつけ

改めて考えてみると、Advanced/W-ZERO3[es]のような(PocketPC系列の)Windows Mobile機は、「えいご漬けDS」風のソフトを作るという視点で見たときに、まさにうってつけな環境です。

ユーザーアプリケーションの開発・実行が可能
C++を使用してのネイティブアプリケーション開発や、C♯やVB.netによるマネージドアプリケーションの開発が可能です。
タッチパネル
タッチパネルがあるため、DSと同様に手書きによる文章入力が可能です。キーボードでの入力というのも悪くはありませんが、個人的には手書き入力の方がより「頭に入る」感じがします。
手書き文字認識機能
Windows Mobile(というかPocketPC?)には標準で手書き文字認識機能がついているので、何の苦労もありません。
外部メモリーカード
大量の音声データを扱う必要がありますが、1GB程度のmicroSDでもあれば十分収まるでしょう。

というわけで、Advanced/W-ZERO3[es]向けの「えいご漬けDS」風ソフトの開発を始めてみたいと思います。開発言語としては、まずは無料のeVC++(with MFC)あたりでやってみましょうかね。

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