スクリーンショットの撮影(キャプチャ)を行うアプリケーションです。画面を撮影して、その画面を画像ファイルに保存することができます。
主な特徴は以下のとおりです。
S60 2nd Edition機にて動作します。日本国内で発売された端末の中では、以下の端末に対応しています。
最後に撮影したスクリーンショットの画像とファイル名が表示されます。
アプリケーションを終了します。
撮影した画像をどの画像フォーマットでエンコードするかを設定します。以下の4種類の画像フォーマットから選択できます。
画像設定画面に移動します。画像フォーマットごとに、色数や画質などのパラメータを指定できます。
エンコード用の別スレッドを強制的に使用するかどうかを設定します。
基本的に、本設定には大きな意味はありません。この設定によって、画像エンコード時のアプリケーションの応答性に影響があるかもしれません。結果的に、高負荷時の挙動にも何らかの影響があるかもしれません。
画像ファイルを電話機内部メモリ・外部メモリーカードのどちらに保存するかを設定します。
画像ファイルを保存するディレクトリ名を設定します。システム標準の画像保存用ディレクトリ以下に、本項目で設定した名前のサブディレクトリが作成されて、そこに画像ファイルが保存されます。
画像ファイルの(拡張子を除く)ファイル名を設定します。
基本的には、撮影した時刻を元に画像ファイル名が決定されます。本項目で設定するファイル名文字列内に"%Y"や"%S"といった文字列が含まれている場合、撮影時刻の「年」や「秒」に置換されます。例えば、デフォルトでは"GetPixels_%F%Y%M%D_%H%T%S"という設定になっていますが、この状態で「2006年10月5日6時31分35秒」に(PNG形式で)撮影を行った場合、ファイル名は"GetPixels_20061005_063135.png"となります。拡張子の部分は、画像フォーマットによって決定されます。
なお、画像ファイル名の決定処理では、内部的にはSymbian OSのAPIであるTTime::FormatL()を利用しています。画像ファイル名を詳細にカスタマイズしたい場合は、上記APIの説明を参照してください。
本アプリケーションではキー押下をトリガとして撮影を行いますが、その際のショートカットキーを以下の5種類から選択できます。
なお、「Editキー」は端末によって呼び名や刻印が異なっています。702NK(Nokia 6630)では鉛筆のマークが刻印されているキーですが、端末によっては「ABC」と刻印されている場合もあります。また、フルキーボードがある端末では「Shiftキー」がEditキーの役割になるようです。
本アプリケーションでは、端末に発生した各種システムイベントをトリガとして撮影を行うことができます。
ゲームなどの高負荷アプリケーションでは、キー押下によるトリガがなかなか効かないケースがありますが、そのような場合でも「充電ON」や「メッセージ受信」をトリガにすることで、撮影が成功するケースもあります。
本アプリケーションでは、撮影トリガの発生後、実際に撮影を行うまでに一定時間のディレイを入れることができます。0〜60秒の範囲内で1秒単位で設定できます。
連続撮影の際に撮影する枚数を設定します。1〜100枚の範囲内で設定できます。「1枚」と設定されている場合、連続撮影は行われません。
連続撮影の際のインターバル時間を設定します「撮影枚数」が「1枚」である場合は連続撮影を行わないので、本設定による影響はありません。
撮影完了などの通知をSymbian OS標準の確認ノートにて行うかどうかを設定します。
確認ノートによる通知は「画面表示」が伴なうため、(特に連続撮影時やタイマー撮影時に)通知表示中の画面が次の撮影時に「残る」ことがあります。そのため、次の撮影が3秒以内に行われる場合には、確認ノートの表示は抑止されます。
撮影完了などの通知をスーパーインポーズ表示によって行うかどうかを設定します。
スーパーインポーズ表示では、画面左上に字幕のようにテキストを表示します。スーパーインポーズ表示は、Symbian OSのスプライト機能を使用して実現しているため、画面を「汚す」ことがありません。そのため、スーパーインポーズ表示中に撮影を行っても、その表示は撮影画面には反映されません。
撮影完了などの通知をバイブレータの振動によって行うかどうかを設定します。
PNGファイルの色数を以下の2種類から選択できます。
PNGファイルの圧縮レベルを以下の4種類から選択できます。
BMPファイルの色数を以下の2種類から選択できます。
MBMファイルの色数を以下の5種類から選択できます。
「デフォルト」を選択した場合、端末の画面の色数に応じた色数にてエンコードが行われます。また、内部のエンコードに使用するAPIに通常とは別のAPIを使用するため、挙動に違いが出てくるかもしれません。
JPEGファイルの画質を0〜100の範囲内で1単位で設定できます。
JPEGファイルの色フォーマットを以下の3種類から選択できます。
JPEGファイルのコメントを設定します。
本ソフトウェア(GetPixels)は、BSDライセンスの下で配布されます。
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