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Java ME開発・「J2ME Wireless Toolkit」エミュレータ上での色数について (2007-05-04)

デフォルトスキンの色数は「4096色(12ビットカラー)」

「J2ME Wireless Toolkit(以下WTK)」のエミュレータでMIDletを動作させた際に、画面上の表示(特にグラデーションなど)が汚く感じられたことはないでしょうか? その場合、おそらくはデバイスファイル(スキン)内の色数の設定が「4096色(12ビットカラー)」になっているのが原因です。

例えば、「foo」という名前のスキンを使用しているならば、そのスキンの定義ファイルが以下のパスにあるはずですので、このファイルを開いてみてください。

\WTK22\wtklib\devices\foo\foo.properties

すると、「colorCount=4096」とか「colorCount=0x1000」などと記載された行が見つかるはずです。これを「colorCount=65536」あるいは「colorCount=0x10000」と変更すると、そのデバイスは「65536色(16ビットカラー)」ということになり、エミュレータ上で16ビットカラーで表示されるようになります。

WTKにデフォルトで用意されているスキンには、カラー画面をサポートしているものもいくつかありますが、いずれも色数の設定は12ビットカラーとなっています。しかしながら、少なくとも日本で発売されているMIDP2.0対応端末で16ビットカラー未満のものはないと思われるので、この設定は変更しておくのがよいでしょう。

実際の効果

変更前と変更後の画面を以下に示します。グラデーション部分の「滑らかさ」の違いがわかるでしょうか。

エミュレータ画面(4096色) エミュレータ画面(65536色)

参考文献

J2ME Wireless Toolkit Basic Customization Guide
http://java.sun.com/j2me/docs/wtk2.2/docs/BasicCustomizationGuide-html/skinning.html#wp1003178

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